テント、シートの豆知識
運動会、展示会などの各種催物や、売店、休憩所、慶弔の儀式受付処といった集会用として広範囲に使用されています。構造には地面から綱を張ってその張力によって建つ張り綱式と、骨組みがスチール等のパイプの組み合わせで自立する組立式があり、最近では殆ど組立式が主流となってます。 これはパイプが差し込み式や、折りたたみ式さらに柱伸縮式となって枠組みが少人数でできるうえ、膜体をかぶせて起せば簡単に設置したり解体できる簡便さが喜ばれている為であります。屋根の形状は切妻型と寄せ棟型が主流ですが最近は片流れ型も出回っています。使用される膜材料(生地)は綿、合成繊維等が有りますが、最近は後者の方が圧倒的に多いです。 | |
集会用テント(イベント用テント) | |
トラック等に積載した品物を雨水や土砂等から保護する為に利用するシートです。 最近では逆に積載した土砂等が荷台から外に落下、飛散しないように使用を義務付けた府県もあります。形状は平形、幌形、箱形等が有ります。耐水性と強度が重要視されるので合繊を使用した場合はミシンの縫い目に目止め加工が必要となります。但し落下及び飛散防止には耐水性はあまり必要とされません。貨物運送用トラックには幌として利用されます。トラック脱着式骨組みを設置して箱型の広い空間を作ります。 |
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トラック用シート | |
日除けテントは日射の遮蔽を目的としたテントで、従来のスダレに代わるオーニングといいます。 日除けテントは窓面など開口部の外部に取付けられることにより、直射日光を遮断し、またテント生地が吸収した熱のほとんどを対流によって直接外気に放出するので、室温の上昇を防ぐのに大きな効果をもたらします。形態として可動型軒建テント方式のもの、垂直型巻取り方式のもの、網戸式のものなどが有ります。最近は採光を適度に取り入れることが出来るメッシュ状のテント生地も出ています。 テントの本場ヨーロッパではテント製品の出荷の7割が一般住宅向けとなってます。 |
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日除けテント(オーニング) | |
軒出しテントは既設建物に付随する日除け用、雨除け用のテントです。 軒出しテントには可動式と固定式が有ります。従来から軒先にヒサシ用で設置されることから、比較的勾配がゆるく、また当然テントの出幅(出っ張り)も限定されます。まさに日除け、雨除け用として実用的なものでしたが建物の形状、外観、周囲環境などの変化からこれに見合った形態や色彩が部分的にも全面的にも工夫されるようになりました。可動式にはアーム支持の巻上式テント、軸組み支持による幌式テント、その他伸縮式があります。固定式は軒高の関係上、可動式のものより出幅の制限や形態の制限が有ります。 |
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軒出し(のきだし)テント | |
装飾テントとは近代の商店建築のニーズに応えて,軒出しテントから発展してデザイン化したテントのことです。装飾テントも日除け・雨除け用に供されますが、それ以上に装飾性と看板性が強調されています。 構造は壁面、開口面を形成するもの、また部分的には玄関・ウィンド面を形成するものが有ります。形態については、単一平面の組み合わせ、曲面のもの、そして平面と曲面を組み合わせたもの等様々です。既設建物の外観やお客様の好み、業種のイメージアップなどに合わせ、テントの形態・色彩・レタリングを適切に選択することが重要となります。この形態・色彩・レタリングが装飾テントの三大要素で有ります。また一部変更が有っても比較的容易に設計変更が可能なのも特徴です。最近は生地の材質向上と色彩の多様化により、骨組み形態の単純化が見られます。又、レタリングが重要視されてます。装飾テントはお店の「顔」と言えるでしょう。 |
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固定式テント(装飾テント) | |
テント倉庫は骨組み支持形式の大型テントのうち、倉庫の用途に供される物です。このようなテント形式の倉庫は、仮設的なテントとは少し変わった形で市場に見られるようになりました。お客様の御要望に応じて徐々に構造的にもしっかりしたものに変化して今日に至ってます。 本来貯蔵・保管の方法として野積みという方法があり、この野積み品を覆う野積みシートというものが以前から使用されていました。この野積みシートをより取扱いしやすくするために、トラックの幌のような骨組みを入れて簡単なテントを作ってみると、野積みよりもずっと効率的ですし製品管理の上でも、従来よりスマートに行えるということで、徐々にテント倉庫の原型が出来上がってきました。 |
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テント倉庫 |
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